飽きたといいつつも、まだまだ生成AIに取り組んでいるサメジ部長と申します。
この記事は生成AI Advent Calendar 2023 - Adventarの17日目の記事です。
なんの話?
画像生成AIの変わった使い方を紹介します。名を、セルフ拷問イラスト上達法といいます。
なんなのかというと、絵を描いては画像生成AIのImage2Imageに食わせ、自分を総括するというものです。絵がヘタクソで今の絵がどう変わるべきだろう?という段階の人にてきめんに効きます。俺みたいな。
この上達法は俺の本名を取って松永メソッドと名がついています。なんで本名で名前がついたの?紹介してる人がそんな名前をつけたからです。
はい。手法を紹介しているその知人から、このメソッドと同じ方法で絵柄を直している人のツイートを教えてもらったのでこちらもどうぞ。
50歳漫画家志望者が「絵柄古い問題」に向き合う話 1/3 pic.twitter.com/RoPzAfn40T
— 佳深めか (@kafukameka) 2023年8月5日
この上達法は2023年の5月あたりで俺が編み出しました。Twitterでつぶやいてるはずなんですが、やったかなり後のツイートしか見えませんでしたが、周辺のツイートで紹介します。
俺はAI画像生成を自分の絵が下手だとわからせるためのセルフ拷問に使ってるよ
— サメジ部長 (@samezi) 2023年5月10日
2022年~23年で使い始めたのでそれを比較するとわかりやすいかな…これらが2022年より前に描いた絵です。
そしてこちらがセルフ拷問をしている時、2022年以降の最近のイラストです。
色が上手くなってるのは間違いなく生成AIのお陰です。線画は大して上達してないように見えますね。線画に対するアプローチもやったら変わるかもしれない。
どのようなステップを踏むか
基本的には以下のような手順を行います。たとえば、新しく出たLCMを使ってリアルタイムに見ても良いですが、自分は完成後のimage2imageをおすすめします。
- いつも通りに絵を描く
- StableDiffusionなど、画像生成AIにimage2imageを通じて理想の絵を生成する
- どう変わっているのか比較し評価する
- AI以下の絵しか描けない自分を責め立てる
このとき、画像生成AIモデルは自分が目指している絵柄、塗りなどが再現できるものを選びましょう。3と4はじっくり時間を掛けること。
どうなったらよいか
耐えがたい苦痛が得られないと効果がありません。神絵師お絵かき系Youtuberにライブペインティングで直されるのと同じくらいのつらさです。採用されたことはないが…
これは自分を振り返り、その上でAIからのフィードバックを受け入れなければいけません。自分を罰するだけでは片手落ちだし、AI画像生成するだけでもたりません。撮って出し、一瞥して終わりではありませんよ。自分と向き合いましょう。
自分の描いた絵をいつものように見ます。そして生成AIでつくった画像を鑑賞します。流し見やちらっとチェックするのでは意味がありませんよ。前後をしっかり観察しましょう。生成AIを使うことより、自分の至らなさにスポットライトを当てるような物です。
生成AIで作ったをゴールにするのは終わりです。生成AIを使って自分を評価させましょう。ゴールはあなたが次の絵を描くのに生かすことです。
おわりに
編み出した、といっている瞬間に記事にすれば良かったな…次からはブログにでもまとめます。それくらい強い効果が認められたので。また新しい手法を探求しましょうかね。